2010年桧原湖大予想 その4(最終回)

高久 祐則 (関東エリア LUXXE STAFF)

高久 祐則(関東エリア LUXXE STAFF)

■場所 ・・・ 福島県 桧原湖

みなさん、こんにちは。
桧原湖のフィッシングガイド、高久祐則です。
ゴールデンウィークを過ぎ、ようやく桧原湖も春の訪れを感じることが出来るようになってきました。
湖周辺では桜が開花し、遅い雪解けで低かった湖の水位もいい感じに上昇してきています。
今回は、今シーズンの桧原湖の傾向を予想する「2010年桧原湖大予想」の最終回をお届けします。
どうぞお付き合いください。

今回は、8月下旬から11月頃までの秋~初冬のパターンについてお話しさせて頂きます。
お盆休みが明けるころには、桧原湖の夏は早くも終わりをむかえ、季節は一気に秋へと移りかわります。

スモールマウスバスの多くは、メインベイトであるワカサギを追ってディープへと落ちていきます。
8月下旬から10月中旬頃までは、主にディープフラットと呼ばれる底質が、
砂地の水深8~10m前後のエリアに多くのスモールマウスをストックするようになります。

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さらに季節が進んだ10月中旬以降は、水深8~14mほどの大岩が折り重なるようなロックハンプエリアにスモールマウスは集結し冬に備えます

この時期、一般的に行われている釣り方はダウンショットやライトキャロライナといったフィネスなものが多いのですが、私のオススメするのは20gほどあるソフトマテリアルのバイブレーションです。

ディープのフラットやロックエリアにおいてロングキャストしたり、バーチカルに落としたりしてボトムをとりながらリフト&フォールを繰り返していきます。
すると、ルアーにアタックしたりひったくっていくような感じで「ゴンッ、ゴンッ、ゴンッ!」と激しくアタリがでます。

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この釣りの特徴は、まず大きいサイズを選んで釣ることができるということ。
重いバイブレーションは、超ロングキャストが可能で広大なフラットエリアをくまなく探るのに最適です。
そのためバスに不必要なプレッシャーを与えることもなく、高活性なグッドサイズを効率よく捕ることが可能なのです。

次に、この釣りは風による影響をものともしないため、
例えエレキ操船が困難なほどのババ荒れの中でさえ、釣りが成立してしまうのです。

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○この釣り方には、いくつかのテクニックがありますのでご紹介しましょう。

・フラットエリアでのリフト&フォールはキャスト後、ロッドを10時くらいに立てて、ラインにテンションをかけたままカーブフォールさせる。

・最初の着底時にバイトが多発するので神経を集中させる。

・着底と同時に小気味いいバイブレーションを感じながらルアーをリフトさせる。

・その後のフォールでは、カーブフォールが基本で、場合によってはゆっくりとリーリングしながらフォールさせる。

・着底したら即座にまたリフトを行う。

・着底した状態でラインテンションを緩めすぎると根がかりが多くなるので注意が必要。

・イメージとしては1/2ozのラバージグを大きなアクションで動かしている感じでよい。

・ロックエリアでは基本的にはロングキャストせず、バーチカル気味にアクションさせる。


以下のようなアクションを状況に応じて選択、組み合わせて使用します。

☆リフト&フォール

1ストロークが0.5m~3m程度でバイブレーションを感じながら、ややゆっくり目にリフトしラインテンションを軽くかけながらフォールさせます。フォール中や着底時にバイトが出やすくなります。

☆ヨーヨー(YO-YO)
ヨーヨーをするように1ストロークが0.3m~0.5m程度のリフト&フォールを繰り返します。
じゃれついてくるような重さを感じないバイトが出たら、即アワセをせずにシェイクを入れるなど、さらにスモールが興奮するようなアクションを行って重さを感じるまで我慢して誘うこと。
重みを感じたら「魚をからめ取るように」大きくスイ-プにあわせ、魚がのっているようだったら、すかさず二度目のアワセをバシッと入れます。
これで完全にバーブまで入ります。
水面近くまで魚を寄せてきたらフックのかかり方を目視で確認します。
フックが1本ガカリの場合、ジャンプ一発でバレる可能性が非常に高いので、
軽めのラインテンションをキープしたまま、魚を垂直に潜らせて他のフックがかかるのを待ちます。
2本かかればバレることは、ほとんどありません。

☆スナップ・ストール(Snap Stall)
簡単にいうと、メタルジグの一段シャクリのようなものです。
ボトムにルアーを立てて置いた状態で、ロッドは8時の角度になるようにラインの長さを調節します。
その位置からスナップを効かせて勢いよくロッドを10時の位置まで跳ね上げ、すかさず9時の位置まで素早く戻します。
その後8時の位置までルアーをフォールさせ着底したら同じ動作を繰り返します。
アクションをつけるイメージとしては、水銀式の体温計の温度を手首を使って下げる動作を思い浮かべて行うといいとおもいます。
(最近ではほとんど電子体温計ですが・・・)
「跳ね上げ」と「戻し」の動作を比較すると、「跳ね上げ」の方がストロークは大きいものの、
スピードはバイブレーションを感じられる程度の速さです。
「戻し」のストロークは短いが極めて高速で動かします。
実際のルアーの動きは、ボトムから高速でバイブレーションしながら垂直上昇した直後、
一気に失速してイレギュラーにダートする。そしてその後ふらふらと沈下します。
注意点としては、ラインがフックに絡みやすいので、
バイブレーションに違和感を感じたらピックアップして確認すること。

☆シェイク
シェイクの仕方によって異なるルアーの動きをします。
非常にショートピッチな細かいシェイクではルアーは姿勢を保ったまま細かく震えるような動きになります。
ボールをドリブルするような粗めのシェイクではルアーはイレギュラーなダートを繰り返します。

☆ボトム・ステイ
ボトムにルアーを立てて置いた状態でステイさせます。
ガツッ、ガツンッと強烈なバイトが出やすいです。
上記のアクションと組み合わせて使います。

これらのアクションを最大限に演出するためには、高感度で硬さの違うロッドを2本用意するのがベストです。

LUXXE ATS05 B70H MULTI MISSION HEAVY
ショートストロークのメリハリのあるアクションを演出するのに最適な1本です。

LUXXE SURMIS 666H
やわらかいストロークで、バスを弾かずに掛ける能力に優れた1本です。

この釣りは一度体験してしまうと、誰しもが病みつきになってしまうほどの、私の最も好きな釣りです。
どうぞみなさんも秋から初冬にかけて、この釣りを試しに桧原湖に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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今回で「2010年桧原湖大予想」は終了です。
次回からは今の桧原湖の状況を随時お伝えしていきますので、
桧原湖にお越しの際はぜひご覧になってからお出掛けください!

■場所:福島県 桧原湖

■タックルデータ
-タックル1-
ロッド:LUXXE ATS05 B70H MULTI MISSION HEAVY
リール:シマノ メタニウムMg
ライン:フロロ 16lb.
ルアー:ソフトマテリアルのバイブレーション(20g)

-タックル2-
ロッド:LUXXE SURMIS 666H
リール:シマノ メタニウムMg
ライン:フロロ 12lb.
ルアー:ソフトマテリアルのバイブレーション(20g)