潮岬でGTフィッシング!?

宇井 晋介 PRO

この秋は磯からの青物が好調の潮岬。
言わずと知れた、関西の好フィールドだ。
磯からのゲームはこのところ加熱気味で、早朝暗いうちに出かけても好ポイントはほとんど誰かが先行しているという状況。
ならばとマイボートで沖から攻めてみました。

ポイントは浅い根の上で、海底は大きな岩盤が続き、所々が深い亀裂になっています。
水深は根の上で6mほどと浅く、この上をメジロやヒラマサ、カンパチが早朝回遊してきます。
ここにアンカリングして船を固定するので、ゲームとしてはボートゲームと言うよりは磯からのゲームと変わりありません。

今日のタックルは磯からのタックルの流用でも良かったのですが、ポイントが浅く起伏が激しいと言う事と、メジロに交じってヒラマサやカンパチが来ると言う事で、ややゴツ目のボートタックルにしました。
ロッドは、LUXXE Ocean TOPGEAR 83XHを選択。
大型ダイビングペンシルを自在に動かせ、強引なファイトも可能な腰の強さが身上です。
夜が白々と明けてくると遠くでショア組がしきりとキャストし、魚とファイトしているのが見えました。
早朝の時合い到来です。
ダイビングペンシルのブリット145をつけ、フルキャスト。
ルアーをしゃくる間もなく、早速水面に水柱が立ち、ヒットしました。
鋭い突っ込みを余裕でいなし、ネットに収まったのはメジロ。
1投目で来るとは、相当数の群が回遊しているようです。

ところが次のヒットから様子が変わりました。
ファイトしていたメジロが急にパワーアップして、一直線に沖に走ったと思ったら一瞬でドラグを20mも引き出したのです。
その潜水艦でも引っかけたかのような重々しい引き。
これは間違いなくサメです。
少しドラグを締めるとたちまちリーダーがはじけ飛びました。
続くヒット直後にサメの餌食に、この魚はなんとか吐き出されたのか回収できたが、すでにずたずたの状態。
ヒットはすれどもサメ、サメ、サメで不満の残るゲームとなりました。

ところがその1週間後のゲームでは、サメはどこかに姿を消し、変わって水面のペンシルに横っ飛びに出てきたのは何とロウニンアジ。
ガンガンとたたくように頭を振るファイトからヒラマサと思いましたが、思わぬ魚と出会えました。

141113_ui_01.jpg

ここのところ温暖化で潮岬周辺でも南の魚が色々と釣れだしていますが、ここ数年で釣り人に良くキャッチされているのがロウニンアジです。
沖縄や奄美ではGTのキャスティングゲームが親しまれていますが、ここ潮岬でもGTに近いサイズのロウニンアジが揚がりだしています。
今回のロウニンもこの先どこまで大きくなるのだろうという興味が出て、リリースしました。
数年後にまた大きくなったロウニンと出会えるかと思うとアングラーとしては夢がありますが、温暖化についても深く考えさせられる事例です。

141113_ui_02.jpg

■タックルデータ
ロッド:LUXXE Ocean TOPGEAR 83XH
リール:ステラ8000PG
ライン:PE2号
リーダー:フロロ16号 3m
ルアー:ブリット145
フック:がまかつ トレブルSP エクストラヘビー 1/0