12/3琵琶湖釣行を終えて

赤嶺 吉蔵 PRO

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バスフィッシングが成立する殆ど全ての要素を備えたフィールド琵琶湖。今回のテーマは、このフィールドで新製品『LUXXE ATS-05』がどれほどのポテンシャルを発揮し、新たな可能性と共に、一般ユーザーにどういった形の価値観、世界観を与えることができるのかをしっかりと見極めることでした。
フィールドは、水温10℃をやや上回る程度の晩秋の状態でした。シーズナルパターンを考慮して狙うスポットは、ボディウォーターに隣接するウィードのアウトサイドエッジ周辺、水深にして3m〜5m前後といったところ。エリアは限定されるが、場所によってはファインダーに強く生命感を示す反応があるという状態でした。
事前情報では、ベイトフィッシュが絡むウィードエッジをライトリグでアプローチというのがもっともバイトを得られるというものでした。私はクランキングモデル70Mに、3/4ozスピナーベイトでアプローチを開始しました。これはベイトフィッシュが稚アユということで、スピナーベイトのスローローリングが有効だと考えたためです。
その後、朝のフィーディングタイムにも拘わらずバイトが無かったので、クランキングにチェンジ。ルアーは4mダイブのマッドペッパーマグナム。クランキングモデル70Mは圧倒的な飛距離が稼げるので、同じ4mダイブのルアーを使用した場合でもラインシステムを変えるだけで、数多くのアプローチが可能になります。
例えばウィードのトップをかすめてくる場合だと、私の場合は通常ナイロンの12lbですが、ボトムコンタクトや、ロッドアクションを加える様な場合では、フロロカーボンラインにチェンジするだけでルアーの動きがしっかりと把握でき、的確にプロダクティブゾーンが掴めるような気がしました。
このセットで反応のある水深を直撃しましたが、いまいち。
バスのコンディションが晴天+ベタ凪の影響で、思ったよりスローだと判断したため『スピニングモデル70L』を使い2グラムのスプリットショットにチェンジしました。このモデルは飛距離とシャープな使用感はもちろん、フッキングもスムーズで7フィートという長さを感じさせません。
その後、沖の島エリアに移動して、前述のスプリットショットリグでバスをキャッチしましたが、ピックアップ時やリフト直後にバイトがあり「バスはサスペンドしている」と判断しました。
そこで『ラウンド25 2.6g』に4インチストレートワームをセットして、ミドストにチェンジしました。このロッドはブランクスのテーパーバランスがしっかりととれており、ライトリグでも意のままに中層をリトリーブすることができます。レンジコントロールやスピードが最も重要になるミドストでは、常にワームの状態を把握できるため大きなアドバンテージを感じました。
ここで、少し昼食休憩。
午後は再び南湖に戻り、朝一に選んだウィードのアウトサイドエッジに、スーパースクープをキャスト。使用したロッドはクランキングモデル68ML。
このロッドは、サブサーフェスのシャロークランクや3mダイブのミディアムレンジのクランクベイトを引く場合、疲れを感じさせないテンポの良いアプローチを継続して続けることができます。ウェイトの抜けが良く、ブレないバランス設計を徹底的に追求した結果です。更にグラス繊維特有の優しさがルアーの生命感を倍増させ、トップウォータープラグやミノープラグにも有効。
例えばグラファイトロッドにフロロカーボンラインを使用した場合と、『クランキングモデル68ML』に同じ太さのナイロンラインを使用した場合を比べると、ルアーのダート幅の違いやアクションのキレをはっきりと実感することができます。
夕刻が迫るラスト1時間で、アクティバ沖のウィードエリアに移動しました。
今回ベイトフィッシュは大カナダ藻にリンクし、ここではアウトサイドエッジが、これまでより3〜3.5mとやや浅くチャンネルからも離れていました。
最初は『クランキングモデル70M』で4mダイブのマッドペッパーマグナムをキャストしていましたが、バイトが無く、これまでにないスーパースローなアプローチ、ノーシンカーリグを試してみました。
ロッドは『プロトタイプ』、フックは『がまかつワーム322 #2/0』にカットテール6.5インチをセットして、ボトム着底後にロッドを縦方向にあおり、ダート&水平フォールさせてアプローチしてみました。一匹キャッチした後、何度かミスバイトが続きました。そのミスバイトの原因はアプローチの何かが合っていないように感じました。
そこでロッドを『スピニングモデル70ML』にチェンジして、同じくノーシンカーで最大魚をキャッチしました。
ロッドチェンジが功を奏した理由は、バスのコンディション。
極端にスローだったこの日は、小さなバイトをものにすることができなかったのですが、7フィートという長さで、しっかりと食い込ませる「間」をつくることができたのです。実際、最初にバイトを感じてから、完全にラインが走るまでかなりのタイムラグがあり、『スピニングモデル70ML』はこの部分に見事にアジャストできたのです。実際このモデルは、対スモールマウス用キャロライナリグ専用として発表されます。13mラインまでオフセットフックをセットしたキャロライナリグでアプローチした場合でも、十分なフッキングパワーと極めてセンシティブで喰い込みの良いティップセクションを持っています。しかし今回の琵琶湖というビッグレイクでもそのポテンシャルを十分に発揮するなど、「羊の皮を被った狼」という一面も持ち合わせています。
 この一匹を最後に今回の釣行は終了しましたが、フィールドでの『LUXXE ATS-05』の汎用性の高さを確認すると共に、そのディテールをはっきりと認識できました。乞うご期待。